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2023.03.17

テレビっ子全盛世代から半世紀を迎えて……

目次

テレビアニメや特撮ヒーローに育てられたテレビっ子世代

本コラムを担当する筆者は昭和40年生まれですが、小学生の頃は帰宅するとすぐにテレビのチャンネルをひねる(まだリモコンではなかった)生粋のテレビっ子でした。テレビアニメでは『魔法使いサリー』『巨人の星』『あしたのジョー』『ルパン三世』『天才バカボン』などが人気で、再放送も含め、何度も観ました。もちろん、特撮ヒーローもの『ウルトラマン』『仮面ライダー』シリーズもよく観ていました。どのキャラクターも魅力的で、その非日常的なストーリー展開に心を躍らせていました。しかし、あれから半世紀近くが経過し、これらの名作を世に送り出した原作者や声優の訃報に接することも多くなりました。日本の最長寿アニメ『サザエさん』は、筆者が4歳の時(1969年)に放送開始し、今なお放送が続いていますが、放送当初からの声優は加藤みどりさん(サザエさん役)だけになってしまいました。

松本零士さんの代表作『銀河鉄道999』から学んだこと

先月2月13日には、松本零士さんがお亡くなりになりました。代表作『銀河鉄道999』(略称「スリーナイン」)は、主人公・星野鉄郎が、永遠の命(機械の体)を求めて謎の美女メーテルと銀河鉄道に乗って宇宙を旅するSF作品です(写真上はイメージ)。鉄郎の最終結論は「今のままの自分(人間)でいること」でした。旅の途中で目にした多種多様な価値観や死生観(生きることの重み)を踏まえて出した結論ですが、これは人間が追い求めてきた豊かさや快適さ、便利さにも通じることではないでしょうか。それを得ることで失われる大事なもの、見失うものもあるということです(いわゆる「アンチテーゼ(反対命題)」です)。

3月21日「春分の日」は、お花見がてらお参りに

お墓も然り。お墓は一時期、デザインや豪華さを競い合うような時代がありましたが、最近は逆に小型化、簡素化の傾向が見受けられます。どちらが正しい(あるいは間違っている)とは言いませんが、その方向性を間違えると、お墓をなぜ、誰のために建てたのか、その本質や目的を見失うことになってしまいます。「999」の主人公・鉄郎の年齢は10歳ですが、当時の自分も「彼が下した結論は、決して間違いではなかった」と子供ながらに内心納得していたように感じます。桜の開花宣言も、東京に続いて全国各地へ広がることでしょう。3月21日は「春分の日」。お花見がてら、春彼岸のお参りに行かれてはいかがでしょうか。