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お墓は、様々な生き物にとっても天国なのか

目次

関東周辺では春一番と啓蟄が偶然一致

3月5日、関東甲信地方と東海地方で春一番が観測されました。春一番の基準は地方により異なりますが、立春から春分まで(今年は2月4日~3月21日まで)の間に日本海で低気圧が発達し、南寄りの風が強く吹いて気温が上昇することが目安とされます。たとえば関東地方では、上記の風について、これまでは東京・北の丸公園にある風速計で平均風速8メートル以上を観測することが要件でしたが、今年からその定義が少し変更され、「関東地方における最大風速が、おおむね風力5〔風速8メートル〕以上の南寄りの風が吹いて、昇温した場合」となりました。また、二十四節気(1太陽年を24等分し、季節を表わす名称を付けたもの)の3番目は、冬籠りしていた虫たちが春の陽気に誘われて這い出てくる「啓蟄(けいちつ)」ですが、今年は3月5日(年によって異なる)で、関東周辺の春一番と偶然一致しました。

お墓を住処にしたり、餌を求めて集まる生き物たち

さて、ここからが本題です。墓地には、餌(お供え物や土中のミミズなど)を求めて集まるカラスや野良猫、イノシシだけでなく、様々な生き物が存在します。たとえば、お骨(骨壺)を入れる納骨室。墓地の形態や構造にもよりますが、実はこの暗くジメジメした空間は、ナメクジや蜘蛛、ムカデ、ゲジゲジ、ヘビなどが好んで住処にしています(時にはハチの巣ができていることもある)。また、春になると、墓石の表面に1ミリくらいの赤い虫が群がっていることがありますが、これはコケや花粉を餌とするダニの一種「カベアナタカラダニ」(通称・タカラダニ、アカダニ)です。触ると丸くなるダンゴムシは、石の目地の部分に充填されているシーリング材を餌にしているのか、穴を開けることが知られています。さらに、石塔の文字の彫刻部分に巣作りする虫もいます。

害虫駆除する場合は、墓石を傷めない専用商品を

一般の方は、納骨に立ち会わない限り、納骨室の内部を見ることはほとんどありませんが、これが事実です。予防法としては、虫が入らない構造の墓石を建てるか、納骨の蓋をしっかりシーリングしてもらう。また、コケが付着しないようにこまめに掃除し、お供え物は持ち帰る。殺虫剤は墓石を傷める成分が含まれない専用商品がありますので、石材店に相談してみるとよいでしょう。