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強い地震の発生リスクが最も高い都市は…

目次

今後30年以内の強い地震の発生リスクを視覚化した全国地震動予測地図

今後30年以内に強い地震に見舞われる確率を示す「全国地震動予測地図」2020年版が3月下旬、政府の地震調査研究推進本部から公表されました。この予測地図は、各地点がどの程度の確率で、どの程度揺れるかを推定し、日本の地図上に色分けして示したもので、昨年1月1日時点のデータを基準としています。確率は5段階に分かれ、そのうち3%以上(上位3つのゾーン)の確率で「発生リスクが高い」と判断されます。その結果、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が最も高かった都市(県庁所在地及び北海道の振興局別)は水戸市(81%)で、僅差で2位の根室市(80%)以下、徳島市と高知市(ともに75%)、釧路市(71%)、静岡市(70%)、和歌山市(68%)と続きます。ちなみに、地盤が軟らかく揺れやすい都市部(平野部)は確率が高くなる傾向にあり、首都圏を見ると、東京都(47%)、千葉市(62%)、さいたま市(60%)、横浜市(38%)。西日本の大都市圏では、名古屋市(46%)、大阪市(30%)、福岡市(6.2%)となっています。

今回の予測作業では東日本大震災の余震の影響を考慮

これまで予測作業で余震の影響を考えると、30年という長期的な評価(確率)が高めに出てしまうため除外していましたが、東日本大震災の余震が長引いていることから、今回はそれを考慮したということです。そのため、東北地方の太平洋沿岸の都市で確率が上昇しています。東北6県の確率は、青森市5.0%、盛岡市6.3%、秋田市10%、山形市4.2%、仙台市7.6%、福島市9.3%で、前述の都市と比べると圧倒的に低いのですが、それでも「発生リスクは高い」とされますので、決して安心することはできまません。

墓石によっては後施工できる耐震工法も

なお、都道府県別の予測地図を見ると、同じ県内でも確率の高さが異なり、たとえば東京都で見ると、西から東へ行くほど確率が高くなっています。より詳しい発生リスクを知りたい方は、「J-SHIS地震ハザードステーション」のJ-SHISマップが参考になります。耐震工法を採用していない既存の墓石でも後から施工できるケースもありますので、お近くの石材店に相談してみるといいでしょう。