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古代エジプト展を盛り上げるビッグニュース

目次

エジプトの古代遺跡で約2,500年前の木棺100基以上発見!

エジプトの首都カイロ近郊のサッカラ遺跡にある広大な埋葬地で、およそ2,500年前に埋葬された木製の棺が100基以上発見され、エジプト観光・考古省は「今年最大の発見」と記者会見で発表しました。棺は開けられた形跡がなく、中には極めて保存状態の良いミイラが一部に残っていて、黄金のマスクや護符、40体の像なども一緒に発見されました。被葬者は王族ではなく、高官など身分の高い人と見られており、棺の一つを開いたところ、色鮮やかな象形文字を施した埋葬布に包まれたミイラが姿を現したということです。

東京でも「古代エジプト展 天地創造の神話」が開催中

先月10月12日付けの本コラムで、オランダ・ライデン国立古代博物館の所蔵品を公開する古代エジプト展が開催されていることを紹介しましたが、実はドイツの国立ベルリン・エジプト博物館の所蔵品を公開する「古代エジプト展 天地創造の神話」が今月21日より東京の江戸東京博物館(東京都墨田区)でも開催されています。古代エジプト人が信じていた「天地創造と終焉の物語」に因んだコレクション約130点を展示するもので、「パレメチュシグのミイラ・マスク」(後50~後100年頃=写真上)、「死者の書」(前332~前246年頃=写真上背景)、「創造の卵を持つスカラベ(古代エジプト人が神聖視した甲虫の一種。いわゆるフンコロガシ)として表現された原初の神プタハ」(前746~前655年頃)など、こちらも見どころ満載です。東京展は4月4日㈰まで。続く京都展(京都市京セラ美術館)が4月17日㈯~、静岡展(静岡県立美術館)が7月10日㈯~、八王子展(東京富士美術館)は来年秋開幕予定となっています(※詳細は各美術館のホームページをご覧ください)。

死後の再生を信じていた古代エジプト人

今年は新型コロナウイルスが世界的に蔓延した影響もあり、国内の葬儀業界でも家族など近親者のみで葬儀を行なう家族葬や、通夜・葬儀をせず火葬のみ行なう直葬が増えるなど、供養の儀礼を省略・簡略化する動きが顕著に見られました。もちろん感染拡大を防ぐことも大切ですが、古代エジプト人が死後の再生を信じていたように、神仏を敬い、死者を手厚く葬る気持ちも同じ人間として忘れずに持ち続けたいものです。