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さあ出かけよう! 仏教関連イベントへ

目次

 

仏具の造形から仏道実践者の「信仰」を読み取る

3月(春)と9月(秋)はお彼岸があるせいか、仏教関連の行事やイベントが目白押しです。東京・南青山の根津美術館では今月3月31日㈮まで企画展「仏具の世界 信仰と美のかたち」が開催中です(入館はオンラインによる日時指定予約が必要)。見所は、文様形の薄い銀板を表面に貼り、黒漆を塗ってから文様の漆のみ剝ぎ取って装飾した「宝相華銀平文袈裟箱」(平安時代)や、人が本来備える仏性を(音で)呼び覚ますとされる「金剛五鈷鈴」(鎌倉時代)などで、主催者は「仏を荘厳し供養する心、真理を見極めようとする探求心、善美を尽くす布施の心などを仏具の造形から読み取り、仏道を実践してきた人々の心に思いをはせてほしい」と述べています。

浄土真宗各派から集められた宗祖・親鸞聖人の法宝物が一堂に

京都・東山の京都国立博物館では明日3月25日㈯から5月21日㈰まで、親鸞聖人生誕850年特別展「親鸞―生涯と名宝」が開催されます。見所は、浄土真宗各派の協力により各地から集められた宗祖・親鸞聖人にまつわる法宝物を通じて、その求道と伝道の生涯をたどるというもので、親鸞筆による根本聖典「教行信証」(国宝、京都・東本願寺)」「名号本尊」(京都・西本願寺)、「顕智坐像」(重文、栃木・専修寺)などは必見です。「親鸞自筆の名号・著作・手紙をはじめ、彫像・影像・絵巻などから親鸞その人を感じてほしい」(主催者)とのこと。

圧巻! 長さ12m以上「役行者絵巻」の大作も

また東京・半蔵門の半蔵門ミュージアムでは特集展示「修験と密教の美術 祖師とみほとけ」が7月9日㈰まで開催されています=写真上。本展は、諸信仰が集合し日本独自のかたちとなった修験道の祖・役小角(役行者、神変大菩薩)と、京都・醍醐寺を開山した、当山系と呼ばれる真言系修験道の流祖・聖宝(理源大師)それぞれの足跡と面影にスポットを当てた展示で、とりわけ役小角の物語を描写した「役行者絵巻」(江戸時代)は12m以上という大作です。同ミュージアムには、運慶作と推定される「(金剛界)大日如来坐像」(重文、鎌倉時代)や、結跏趺坐で説法印(転法輪印)を結ぶ「説法印仏坐像」(3世紀頃)なども常設展示されていますので、併せて鑑賞されることをお勧めします。これら仏教の世界に触れることで、お墓の有難みや供養の尊さを学ぶ良い機会となるでしょう。