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日本の神社仏閣と異なる「廟」での参拝方法

目次

中国では春節の休み期間中に2億人超が大移動

中国には、元旦ほか春節(旧正月)、清明節、労働節、端午節、中秋節、国慶節という7つの法定祝日がありますが、今年2023年の祝日が中国国務院(日本で言う総務省)から正式発表されたのは意外と遅く、昨年12月22日のことでした。春節や中秋節など伝統的な祝日は中国旧暦に基づいて決定しますが、今年の春節は1月22日で、中国では1月21日から7日間が休暇期間となりました。中国の国営メディアによると、この期間に飛行機や鉄道で移動(主に帰省)した人数は延べ2億2564万人に達したそうです。

横浜中華街にある2つの立派な「廟」(死者・神様を祀る施設)

日本の横浜中華街でも、春節イベントが3年ぶりに通常開催され(過去2年間は規模を縮小して開催)、「邪を祓い、福を招く」とされる獅子舞や変面、雑技などの伝統芸能が披露されました。また中華街には、商売の神様・関帝を祀る「横浜関帝廟」(関帝廟通り、地久門近く)と、護国救民の神様・媽祖を祀る「横浜媽祖廟」(南門シルクロード、朱雀門近く)という2つの立派な施設があり、それぞれ大勢の参拝者で賑わいました。同施設の参拝方法は、本殿外に設置された5つの香炉にお線香を供えて身を清めます。たとえば横浜媽祖廟の場合、売店でお線香や金紙などを購入後、①玉皇上帝(天の神様)→②媽祖様(天上聖母)→③臨水夫人(安産の神様)・註生娘々(子宝の神様)→④文昌帝君(学問の神様)・月下老人(縁結びの神様)→⑤福徳正神(土地の神様、金運招財・財産安全)の順に5つの香炉を巡ります(写真上)。また、同敷地内には、お供えした金紙を燃やして神様に捧げる「金亭」や、運勢を開き明るい未来へ導いてくれる「点燭台」(ローソクのお供え)という施設もあります。日本では、お賽銭→合掌(または柏手)→願い事というシンプルな方法で参拝するのに対して、中国の参拝方法は少々面倒ですが、その分、ご利益は沢山ありそうです。

2月4日㈯・5日㈰もイベントを開催

間もなく2月ですが、時期や期間に関係なく、年明け最初の参拝が「初詣」になるとのこと。横浜中華街では、200人以上が民族衣装などを纏って練り歩く「祝舞遊行」を2月4日㈯に開催し、翌5日㈰には、灯籠に願い事を書いて良い1年になることを願う「元宵節燈籠祭」を実施して全イベントが終了になるそうです。まだ初詣をされていない方は、観光がてら横浜まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。