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2022.08.25

特別展「運慶~鎌倉幕府と三浦一族」開催中

目次

運慶800年遠忌記念特別展として

神奈川県横須賀市の横須賀美術館で運慶800年遠忌記念特別展「運慶~鎌倉幕府と三浦一族」が開催されています(写真上)。運慶は快慶とともに、鎌倉時代を代表する仏師として知られますが、その詳しい生い立ちは分かっていません。奈良・東大寺は1180(治承4)年の南都焼討で主要伽藍を焼失しますが、その復興事業に伴う造仏は大仏師康慶を中心とする奈良仏師が携わっており、運慶も快慶や定覚らとともに、東大寺大仏の両脇侍像(如意輪観音と虚空蔵菩薩)と大仏殿四隅の四天王像の制作に携わったことが知られています(いずれも焼失し現存せず)。現存最古の運慶作品は奈良・円成寺の木造大日如来坐像で、その台座蓮肉天板裏面の墨書銘に制作期間や報酬などとともに「大仏師康慶実弟子運慶」と記載があり、この実弟子は「康慶の実子である弟子」を意味するものと解釈されています。

数少ない運慶仏の真作と出会えるチャンス

運慶作とされる仏像は日本各地にありますが、銘記等で運慶の真作と確認されている作品はさほど多くありません。上記の奈良・円成寺大日如来像(国宝)のほか、静岡・願成就院の阿弥陀像など5体(国宝)、奈良・東大寺南大門の金剛力士像(国宝)、奈良・興福寺北円堂諸仏(一部国宝)、神奈川では称名寺の光明院大威徳明王像(重文)と、浄楽寺の阿弥陀三尊、不動明王、毘沙門天(重文)くらいです。本特別展では、このうち浄楽寺に残る諸像とともに、従来「運慶周辺」などとされるも、その後の調査で運慶率いる工房作の可能性が高い横須賀市満願寺所蔵の観音菩薩像と地蔵菩薩像も展示されています。満願寺の発掘調査で大型礎石が見つかり、観音菩薩像の装飾金具が他の運慶・湛慶(運慶の子)仏の金具や意匠と共通していることが運慶工房作の根拠とされます。

10月7日㈮から金沢文庫での巡回展も

本特別展は、運慶や横須賀市と縁の深い三浦一族やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する源頼朝ら東国武士との関係を示す展示にもなっています。同美術館での会期は9月4日㈰まで(最終日まで無休、予約不要)となり、間もなく終了となりますが、約1ヵ月後の10月7日㈮から11月27日㈰まで神奈川県立金沢文庫(横浜市金沢区)でも巡回展を開催することになっています。興味・関心のある方は、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。