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2022.05.27

大乗仏教に登場する仏さまの種類とその役割

目次

大乗仏教に登場する様々な仏さま

インドから中国経由で日本に伝わった大乗仏教には、実に様々な仏さまが登場します。その種類を大別すると、①悟りを開いた者を意味する最高位の「如来(仏陀)」を筆頭として、それに追随して②如来になるべく修行中の「(観音)菩薩」、そして③仏さまの教えに反する者を正しく導く「明王」、④インド古来の神が仏教に取り入れられた「天部」、⑤上記①~④以外の仏さま「垂迹」の5つに分類されます。それぞれ代表的な仏さまを幾つか挙げると、①は釈迦、阿弥陀、大日、薬師など、②は文殊、普賢、弥勒、地蔵、観音、勢至など、③は不動明王、愛染明王など、④は四天王(持国、増長、広目、多聞)、帝釈天、梵天、大黒天、弁財天、吉祥天など、⑤では八幡(大菩薩)、熊野権現、愛宕権現、金毘羅権現などとなります。

お釈迦さまを含むあらゆる仏の先生とは

仏教の開祖・お釈迦さまについては、2017年8月11日付けの本コラムで紹介済みなので割愛しますが、そのお釈迦さまと同様に馴染み深い阿弥陀如来については、浄土真宗の高僧(本願寺中興の祖)・蓮如上人が、釈迦の教えとして「三世十方の諸仏の本師・本仏なり」と述べています。つまり、阿弥陀如来は「大宇宙に数えきれないくらい存在する十方諸仏の師匠」「あらゆる仏の先生」だと言うのです。親鸞聖人著で浄土真宗の根本聖典である『教行信証』でも、その冒頭に「無碍の光明(阿弥陀仏の力=他力本願)は無明の闇(苦しみの根源)を破する慧日なり」とあり、阿弥陀如来のことを称賛しています。

7月3日㈰まで企画展「阿弥陀如来~浄土への憧れ~」開催中

そんな阿弥陀如来にスポットを当てた企画展「阿弥陀如来~浄土への憧れ~」(https://www.nezu-muse.or.jp)が5月28日㈯から7月3日㈰まで、東京・南青山の根津美術館で開催されます=写真上は案内の一部。朝鮮・高麗時代に描かれたもの、善光寺信仰の隆盛を物語るもの(いずれも重文)、鎌倉時代の阿弥陀三尊来迎図、往生者と糸で結んだ山越阿弥陀図(南北朝時代)など、さまざまな阿弥陀如来と出会うことができます。休館日は毎週月曜日。観覧は日時指定予約制(クレジット決算のみ)となり、定員に満たない場合のみ当日券を販売する、とのこと。ご興味のある方は、足を運んでみてはいか