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上野で特別展「空也上人と六波羅蜜寺」開催中

目次

GW最終日の5月8日㈰まで

今年2022年は、日本浄土教・念仏信仰の先駆者、空也上人の没後1050年に当たります。その記念すべき特別展「空也上人と六波羅蜜寺」がGW最終日の5月8日㈰まで、東京・上野の東京国立博物館本館特別5室(月曜休館、5月2日㈪を除く)で開催されています。最大の見どころは、空也上人が京都・東山に創建した六波羅蜜寺(創建時の名称は西光寺)の所蔵品で、首から鉦を吊るした瘦身の上人が念仏を唱えながら懸命に歩く姿(遊行僧)を表わした、現存最古の上人像とされる「木造空也上人立像」(重要文化財)です。鎌倉時代に活躍した仏師運慶の四男・康勝の作で、いまにも動き出しそうな表情や容姿が超リアルに、写実的に表現されています。鋭い眼差し(細工した水晶やガラスをはめ込んだ玉眼)で、口元から伸びる針金の先に6体の阿弥陀立像(木造)が連なっていますが、これは空也上人が「南無阿弥陀仏」の名号を唱えると、その声が阿弥陀如来の姿になったとする伝承を立体化したものです。

現世と来世の境界に位置する六波羅蜜寺

六波羅蜜寺は、京都の葬送の地の一つ、鳥辺野の入口(現世と来世の境界)に位置します。空也上人が963(応和3)年、鴨川岸に600人もの僧を集めて大規模な大般若経供養会を行なったことが知られています。今年5月末には新宝物館「令和館」が開館します。同展では、他にも西光寺の本尊・十一面観音菩薩立像(六波羅蜜寺の秘仏本尊〔国宝〕として現存)と同時期の造像とされる四天王像立像のうちの「持国天立像」、空也上人の弟子・天台僧中信の作とされる「薬師如来立像」、六波羅蜜寺と縁のある「伝平清盛坐像」、大仏師定朝の作と考えられる「地蔵菩薩立像」(いずれも重文)など、見どころ満載です。

公式サイト内に特設ページ「空也上人ファンクラブ」も

完売した六波羅蜜寺公認の初の上人像フィギュア(1人1点限り、税込み9,800円)も4月9日より再販されています。同展の公式サイトには、空也上人について知識が深まる特設ページ「空也上人ファンクラブ」もあるので、それを閲覧してから同展に足を運ぶと、より楽しむことができるでしょう。お笑い芸人みほとけさんほか、仏師や映画監督、歌手、声優らのインタビュー記事が掲載されています。