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2021.10.25

輸入墓石の値上げと納期遅れに要注意!

目次

各国の経済情勢や環境政策などが墓石市場に影響

これから墓石を購入される方は、いつまでにお墓を建てるのか(急ぎなのか否か)にもよりますが、お引渡しまでの日程(納期)に余裕をもって、いつ契約すべきかを慎重に見極める必要がありそうです。なぜなら、各国の経済情勢や環境政策などの影響を受けて、輸入品の価格は少しずつ値上がりし、納期も遅れぎみになっているからです。

 

中国の電力不足や海上輸送費の高騰、円安などが輸入品を直撃

国内で建立される墓石の大半が輸入品で、その最大の生産国が中国です。中国産の墓石は、原石や人件費などの製造コストが年々上昇しているものの、日本からの受注量が2005年ピーク時の約4分の1まで落ち込み、供給過多による競争原理が働いたことで日本市場での大幅な値上げは抑えられていました。しかし、コロナ禍で停滞していたアメリカの景気が回復すると、海上輸送に使うコンテナが不足し、定期便の運航も不安定になりました(海上輸送費は高止まりの状態)。また中国では習近平国家主席が推し進める脱炭素政策を背景として、電力使用量の約7割を占める製造業などを対象に地方政府が電力制限(計画停電)を実施(火力発電の原料である石炭不足と価格高騰により、電力会社が採算の合わない発電に消極的との事情もある)。そのため、多くの工場が操業を縮小し、減産を強いられています。さらに、1ドル=114円台(10月20日、東京為替)とほぼ4年ぶりの円安水準となり、これから新規に発注する中国製品は値上げせざるを得ない状況となっています。最終的には自己判断となりますが、これらの状況を注意深く見守りながら購入時期を判断する必要があるでしょう。

 

狙い目は値上げ前に仕入れた商品や国内加工品など

墓石小売店の販売スタイルは、ある程度の在庫(展示品を含む)を確保し、商品が売れたら補充する方式と、成約時に必要な商品だけを仕入れる受注発注方式に大別できますが、前者の石材店で値上げ前の商品があればお得に購入できます。また、国産品または国内加工品であれば、輸入品のような値上げ要因は少ないので、価格が据え置きになっている可能性もあるでしょう。ちなみに、中国工場が値上げするタイミングは、通常、年明けまたは旧正月(来年2022年は2月1日)開けが多いので、墓石の購入を急ぐ方は、年内早めに契約したほうがいいかも知れません(発注生産が旧正月に掛かると納期も遅くなる)。