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弘法大師・空海が供花とした祈りの樹「高野槙

関西地区では仏前や墓前、神前にも

村内の可住地面積の割合は全自治体のうち最低の2.1%、人口はわずか343人(2021年8月1日現在)という、離島を除いて日本一人口が少ない自治体——それが奈良県南西部にある野迫川村です。村内に鉄道路線はなく(最寄り駅は南海電鉄の高野山駅=和歌山県高野町)、山々に囲まれているため「天空の村」とも呼ばれています。日本固有の常緑針葉樹「コウヤマキ(高野槙)」は、その群生地である高野山(標高約800mの山上盆地に広がる地域名)に由来した名称で、高野山真言宗の総本山・金剛峯寺からほど近い野迫川村の山中からも出荷されています(当地の高野槙は枝が赤茶色で良質とされる)。水に強く丈夫で朽ちにくいため、古代より木棺や水桶、橋杭などに使われてきました。また関西地区では、真言宗を開いた弘法大師・空海が生花の代わりに高野槙の枝葉を供花(霊木)としたことから、仏前や墓前、神前にも使われています。

 

高野槙は針葉樹でも花粉症の心配なし

関東の人は、高野槙が仏花になると言っても恐らくピンと来ないでしょう。むしろ、常緑針葉樹=スギ、ヒノキ=花粉症という良からぬ連想が働いてしまうかも知れません。確かに、花粉症を引き起こす植物は60種以上あり、高野槙もその一つとされますが(かつてはスギ科に属したが、今は単独でコウヤマキ科とする)、やはり花粉症の抗原として圧倒的に多いのは、樹齢30年を過ぎると花粉の排出量が急増するスギやヒノキです。高野槙が原因で花粉症になることは滅多になく、あったとしても極めて稀なケースと言えるでしょう。

 

日々の生活を彩る観葉植物としても最適

高野槙は、かつては世界中に分布していましたが、現在は北米・欧州ともに絶滅し、集団で自生しているのは日本だけです(愛知県新城市の甘泉寺にある高野槙が最高齢とされ、樹齢400年とも600年とも推定されている)。生花と比べると華やかさに欠けますが、世界三大美木の一つになっており、その素朴な見た目には確かな生命力すら感じられます。仏花や「祈り」の樹としてはもちろん、日々の生活を彩る観葉植物としてリビングや玄関先に飾っても良いでしょう。